環境に影響を受けやすい
ほとんど弱点のないWiMAXですが、デメリットは確かにあります。契約するまえに、自分の住んでいる地域でしっかり利用できるのか、事前に確認しておきましょう。どんなサービスを使うときも、どんな内容になっているのかしっかり把握しておくのは、非常に大切です。
WiMAXは、使用している環境によって電波が弱くなる場合があります。日本の90%以上の地域が通信可能エリアになっているWiMAXですが、一部地域では利用できません。
また、通信速度には期待しすぎない方が賢明です。いくら性能がいいとはいえ、ネットへの接続速度は平均程度です。爆速といわれているWiMAX2+や、固定回線にはかないません。
どんなシステムにも、不得意なものが必ずあります。自分の求めているものを選んだサービスが満たしてくれるかどうかを、正確に見極めるべきでしょう。
■周りをよく確かめよう。何かで囲まれていませんか。
WiMAXは、周囲の環境に電波が妨害されることがあります。移動中に突然アンテナが立たなくなったり、途切れたりした場合は、まず間違いなく環境のせいでしょう。
建物の外にいるときは、WiMAXはほとんど安定しています。よほどせまい通路やビルにはさまれた場所でないかぎり、問題なく使用できます。
屋内でも窓から遠い場所や、パーティションで仕切られた区画だと、通信速度がイマイチになる可能性があります。最悪の場合、接続が途切れてしまうこともあります。
また、移動中の乗り物の中や、山奥などは、WiMAXの苦手なところです。新幹線や特急などに乗っている場合は、なるべく専用の通信スペースに入ってパソコンを扱うようにしてください。
■一部エリアでは通信できない場合があります。
日本の非常に広い範囲で使えるWiMAXですが、都市部から離れた場所では利用できない場合があります。
東北地方の一部地域、九州地方の南部に持っていく場合は、事前にプロバイダーの公式ウェブページにアクセスして、使えるかどうか確かめておきましょう。